小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記15

「俺は行きます。なんだか解からないけどこのままだとやばいんでしょ。
少しでも力になれるなら師匠を手伝います」
師匠にそういって二人の方に振り返り、無言で二人にどうすると問いかける
「お・・・おれもいき・ますよ。なんだか解らないですがピンチなんですね。」
「私も高倉先生とたかちゃんが行くなら・・・」首を縮めきょろきょろしながら彩那も同行に同意した


「ここだ」師匠は俺達を神社境内の端にある大岩をくりぬいてできたようなお堂の前まで連れて来た。
大岩の大きさは5メートルぐらいだろうか横幅はも4メートル程と

それほど大きいものではない。


普段は入れないように白い三角のマークがつらなったような物が張ってあり

中に誰も入らないようにされている。


その張られたものを跨いで中に入っていく。
穴の高さが1メートル50cmぐらいしかなくしゃがまなければ中に入れなかったが
中は高くなっていてかがまなくても大丈夫になっていた
いつの間に用意したのか師匠が蝋燭で前をてらしている。
君達もこれをもつといい。中の壁にランタンが十個ほどかけてあった。
師匠は皿に蝋燭を立てているだけだったがランタンに持ち替えた。

シャルヴィス異世界戦記14

俺は二人に目をやり言った。及び腰の甚平に、あまり気の強くない彩那。
この二人は足手まといになるだろう。
危ないのが確定しているこの状況から二人を早く遠ざけたい。
いろいろな考えが頭を駆け巡る


「どう言ったら伝わり易いかな。

君達はシャルヴィスの加護を受けている。

つまり君達を連れて来いということだと思う」
またよくわからない単語だ。師匠は一体なにを知ってるんだろう。


「無理強いはしない。ここからは命がけになるからね。
ただここの封印が解けるとこちらの世界に魔物が大量に来てしまい
今の比では無い災厄が訪れてしまう。そうなると何処へ逃げても
意味がなくなってしまう事になる」
詳しく説明する暇がなくてごめんねと小さく続けたが
俺達がついていったほうが力になると言っているのは解かる。

シャルヴィス異世界戦記13

「僕達に何かできるんですか」
甚平がきょろきょろしながら言う
「まあ、ざっくり言うと魔物退治かな・・・」
師匠は冗談をいっているようで目が真面目だ
いつもは穏やかな表情を眼鏡の内から浮かべているが
今は、きりっとした鋭い瞳をしていたり・・ゆるい目だったり。


「僕達にできるでしょうか・・・」
俺は二人に目をやり言った。及び腰の甚平に、あまり気の強くない彩那。
この二人は足手まといになるだろう。
危ないのが確定しているこの状況から二人を早く遠ざけたい。
いろいろな考えが頭を駆け巡る
「どう言ったら伝わり安いかな、君達はシャルヴィスの加護を受けているみたいなんだ。

つまり君達を連れて来いということだと思う」
またよくわからない単語だ。師匠は一体なにを知ってるんだろう。