小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

2016年7月のブログ記事

  • シャルヴィス異世界戦記4-6【高貴なエルフ族の指揮官】

    「なんなですかねあの態度。いくら助けてもらったとはいえ、あれは無いんじゃないですか」 生き残った兵士の一人がドランズに小声で言う 「いや、エルフ族としてはまだ肝要なほうだろう。 もし俺達が敵だと認識されていたらあのモンスターと同じ末路になっている所だ。 あの指揮をしているエルフがかなり切れ者なのが... 続きをみる

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  • シャルヴィス異世界戦記4-5【モンスターとの死闘の末】

    あれだけ居たモンスターもあっさりと討ち取られ、生き残ったものは逃げ出していた。 ドランズは下馬してエルフの隊長らしき人物に近寄る。 「命拾いしました。礼をいう」 ドランズが頭を下げた。 非常に若く見えるリーダーらしき男のエルフは振り返った。 その井出達は軽装ながら威厳があり細かい細工の施された白銀... 続きをみる

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  • シャルヴィス異世界戦記4-4【森の中でのモンスターとの戦闘】

    不意を突かれたモンスターは逃げ惑う。 飛び道具が止み今度は森から剣士が無数に飛び出してきた。 「あれはエルフ族か」ドランズはあっけに取られて言った 「援軍に来てくらたのでしょうか。ここらのエルフは人間を嫌っている部族が縄張りをもっていると 聞いたことがあるのですが」 「どういう理由にせよ助かってい... 続きをみる

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  • シャルヴィス異世界戦記4-3【ドランズ四面楚歌】

    アランダが多くの兵を引き連れて後退するなか殿を任せられたドランズと一部の兵はさらに危機的状態に 陥っていた。 「やはりこの数で支えるのは無理か」 さすがのドランズも死を覚悟する状況まで追い込まれていた。 殿(しんがり)に残った仲間は次々と討ち取られ、残るはドランズの周りに数騎となっていた。 「隊長... 続きをみる

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  • シャルヴィス異世界戦記4-2【撤退の合図】

    馬上で二人は言葉を交わしアランダは素早く軍に撤退の合図を出す。 「ドランズ隊長、しんがりは誰かほかのものに・・・」 「誰に任せられるというのだ。今の状況でワシ意外にしんがりを勤めれるものはおらん。 心配せんで構わん。おまえもわしの技量はしっていよう。 上手く切り抜けてみせる。さっさといけ」 どうや... 続きをみる

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  • シャルヴィス異世界戦記4-1【ドランズの窮地】

    所変わって城塞都市アリエジルから賊を追っていた ドランズとアランダは窮地に立っていた。 南東に進むエストワールの森林地帯に賊が逃げ込んだとの情報を得て追撃していたのだが 森を少し進むだ追撃部隊は、四方より伏兵に会い隊は分断され賊を追うどころではなくなっていた。 敵は追っ手がかかることを想定してモン... 続きをみる

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