小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-9【騎士の修行】

騎士か・・俺の記憶と甚平の話とは噛み合ってない気もするが昨日と今日だけでも特別扱いされている感じはする。
昨日村の中を歩いたときもみんな遠巻きにして俺をじっとみたり、拝んだりしていたからな。
「おまえが寝てる間に俺と彩那はみっちりしごかれてたんだぞ。お前も覚悟しとけよ」
甚平はおかわりーと叫んでいる。
マイペースなやつだな。
「はるくん。ここの人優しいけど修行の時は別人だと思った方がいいよ・・」
少し小声になって彩那がいう。彩那までこういっているという事はかなり二人とも絞られているらしい。
昨日の甚平の吹き飛ぶ姿が思い浮かぶ。