小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-22【就寝前に物思いにふける】

修行でくたくたになり部屋に戻ってきて、

食事を終え就寝の時間。

「甚平寝たか」
二人部屋に戻った俺は甚平に声をかけた
「いんや・・まだ起きてるよ」
さも眠そうにうつぶせにひっくり返っている
「あのさ、俺達生きて帰れるよな」
天井をみてぼやくように言った
「なんだよやぶからぼうに。世界を救う救世主様がこんな所でくたばってたまりますかってんだ」
あえてこれから起こる事はどうにかなるんじゃないかと言ってくれているようだが、
甚平はやつらと戦ったことがない。
やつらのような怪物がうようよしている世界で果たして生き残れるのか、
シャルヴィスの力を本当に使えるようになるのか、
不安が先行してどうしても頭をよぎるのだった。


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