小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-5(甚平まさかMに目覚める?)

先ほど甚平がこっぴどく扱かれていたのは格闘術の訓練だそうだ。
甚平は武器を扱うのには不向きなシャルヴィスらしく手の先、足、頭に力を集めやすいらしい。
師匠(高倉)はそれを見切って手や足を触っていたのか・・・・
美人だが凄くおっかない先生らしい格闘家は歳の頃は俺達より若干年齢が高い程度にしかみえない
しかし鍛えられた肉体はさも魔物を蹴り飛ばすだろうという動きをしていた。
主に蹴り飛ばされていたのは甚平だったが。
今戦闘訓練をしているのはこの村のゴラヴィンを強化するだけではなく
他の村や町にも行くことになるからだという。
村の結界からでると魔物に襲われる危険性が高くなり安全では無いということだ。
ここだけ強化したら終わりじゃないのか・・・
俺達元の世界に戻れるのかな。ベットに横たわり天井を眺めて物思いにふける。
甚平は俺の横のベットで疲れきって倒れるように先に寝てしまった。
なんだか嬉しそうな寝顔なのが気になるが。
まさか別の何かが目覚めたんじゃないだろうな・・・