小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-4(アルダの末裔)

あとで聞いた話だが彩那はこの世界に着いた次の日に目覚め、甚平も彩那に少し遅れる形で目が覚めたらしい。
俺だけ目が覚めないのでかなり心配したそうだ。
二人は目覚めてすぐにゴラヴィンと呼ばれる聖魔石と呼ばれる魔物を払う石の安置された神殿に連れて行かれて封印の手伝いをさせられたそうだ。
ただ彩那だけでは上手く行かず甚平も協力してなんとかこの村の封印が強化できたらしい。
俺も明日シャルヴィスが整ったらゴラヴィンに行ってほしいとの事だ。
村の人の説明を要約するに村人にも強力なシャルヴィスの使い手が居るが俺達の世界に干渉する封印は、
シャルヴィスの違いからうまく行かないのだそうだ。
基本はアルダ(俺達の世界の事)の末裔(まつえい)の血筋を持つものが封印の強化をするのだそうがこの頃は血筋が薄くなりアルダに干渉するのが難しくなっていたらしい。
それに加え魔物達の活動が活発になり、魔闘気が封印を弱らせているとのことだ。
意味の解らない部分はあるが何となく起こっている事態とやるべき事が解った気がする。