小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記15

「俺は行きます。なんだか解からないけどこのままだとやばいんでしょ。
少しでも力になれるなら師匠を手伝います」
師匠にそういって二人の方に振り返り、無言で二人にどうすると問いかける
「お・・・おれもいき・ますよ。なんだか解らないですがピンチなんですね。」
「私も高倉先生とたかちゃんが行くなら・・・」首を縮めきょろきょろしながら彩那も同行に同意した


「ここだ」師匠は俺達を神社境内の端にある大岩をくりぬいてできたようなお堂の前まで連れて来た。
大岩の大きさは5メートルぐらいだろうか横幅はも4メートル程と

それほど大きいものではない。


普段は入れないように白い三角のマークがつらなったような物が張ってあり

中に誰も入らないようにされている。


その張られたものを跨いで中に入っていく。
穴の高さが1メートル50cmぐらいしかなくしゃがまなければ中に入れなかったが
中は高くなっていてかがまなくても大丈夫になっていた
いつの間に用意したのか師匠が蝋燭で前をてらしている。
君達もこれをもつといい。中の壁にランタンが十個ほどかけてあった。
師匠は皿に蝋燭を立てているだけだったがランタンに持ち替えた。