小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記4-4【森の中でのモンスターとの戦闘】

不意を突かれたモンスターは逃げ惑う。
飛び道具が止み今度は森から剣士が無数に飛び出してきた。
「あれはエルフ族か」ドランズはあっけに取られて言った
「援軍に来てくらたのでしょうか。ここらのエルフは人間を嫌っている部族が縄張りをもっていると
聞いたことがあるのですが」
「どういう理由にせよ助かっていることに変わりない。われわれも奮起するぞ。
残りのモンスターを蹴散らせ」
エルフ族の登場により戦況は一遍した。
どこからともなく弓矢と魔法に狙われ。
身軽で素早い斬撃を得意とする森の民の戦士達は、なんなくモンスターは散りじりになり敗走しだした。

シャルヴィス異世界戦記4-3【ドランズ四面楚歌】

アランダが多くの兵を引き連れて後退するなか殿を任せられたドランズと一部の兵はさらに危機的状態に
陥っていた。
「やはりこの数で支えるのは無理か」
さすがのドランズも死を覚悟する状況まで追い込まれていた。
殿(しんがり)に残った仲間は次々と討ち取られ、残るはドランズの周りに数騎となっていた。
「隊長、数が多すぎて突破は不可能のようです」
残った精鋭の騎馬兵士が敵の槍を交わして反撃しながら言う。
「こうなれば一匹でも地獄へみち・・・!!」
ドランズが諦めかけた時だった左右の森から無数の矢と魔法が放たれ、
次々とモンスターを倒していく。

シャルヴィス異世界戦記4-2【撤退の合図】

馬上で二人は言葉を交わしアランダは素早く軍に撤退の合図を出す。
「ドランズ隊長、しんがりは誰かほかのものに・・・」


「誰に任せられるというのだ。今の状況でワシ意外にしんがりを勤めれるものはおらん。
心配せんで構わん。おまえもわしの技量はしっていよう。

上手く切り抜けてみせる。さっさといけ」


どうやらドランズ隊長自らが敵の追撃をせき止めるしんがりをかってでたようだ。
味方は少なく敵は多い。森の小道で乱戦ということもあり陣形の建て直しもきかなかった。


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