小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-11【ゴラヴィンの神殿】

起こしに来てくれたエルナさんの案内でゴラヴィン神殿まで行くことになった。
村をじっくり観察すると様式は違うが中世ヨーロッパに近い建物が多い。
高さは最高でも2階建て程度で殆どが低い高さになっていた。
しかし今ついたゴラヴィンと呼ばれる神殿は別格で細かな細工がほどこされ白塗りの壁には宝石のような輝く石が大量にあしらわれていた。
高さも村で一番あり一際目立つ存在になっている。
外見は教会に一番近いが基礎の部分が全て丸く突き出る形でできていて7mほどの高さの部分に窓も見える。
形はどう表現したらいいか解らない少し奇抜な形をしているが白塗りが映える鮮やかで気品のあるつくりになっている。
「ここは私達の心のより所であり神を崇拝、祈りを捧げる場所なんです」
ゴラヴィンを口をあけてみていると案内役のエレナが言う。