小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記4

殺気を漲らせ低い姿勢で奇声を上げている。
じわりと木刀を持つ手を汗が流れる。
ギャー奇声をはなちながら素早く左右に飛んだかと思ったらこちらに飛び掛ってきた。
先生の言葉がその時に頭によぎった。
力あるものに真正面から当たるばかりが剣の道ではない。相手の力をよくよみ、時には相手の力を受け流し「崩れたところを打て」
爪を木刀で受け流し怪物はバランスを崩した。
そこに渾身の一撃を加えた。
ギギギと奇声をだして絶命した。
気づけば服がきりさかれ傷を負い、額にも浅く切り傷ができていた
間一髪だったのか・・・俺はその場にへなへなと崩れた