小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記8

その後先生達も登校してきて案の定木刀装備の防具姿の俺は怒られた。
事情を話したがそんな話を信じてくれるはずは無く、
妄想の産物として処理されてしまった。
おとなしく着替えたが俺は木刀を傍に置いていた。


6時限目が終わりみんながクラブ活動、帰宅するものに分かれて散っていく中で、

俺は教室にぽつりと残っていた。
どうする・・・これからどうすればいいと自問自答していた。
そこに彩那と甚平が声をかけてきた。
一度神社にいってみるか?俺も何か武器になりそうなものもって加勢するぜ。
などと言っているがあそこに戻りたいとは思わない。
大体甚平は運動神経がよくても剣術はできない。
みすみす危険にされしたくはない。
かといって師匠が戻ってきて一人の時に襲われる所だと大変だ。
「そうだ!ちょっと職員室に行って来るは」
俺は言うか言わないかで教室を飛び出した
俺は事情を少しごまかして電話を借りた
電話であれば安全に師匠に連絡をつけれる。
しかし電話には誰もでない。
くそ、駄目か。一体どこいっちまったんだよ師匠。
やはりもう一度神社へ行くべきなのか。
偶然、突然変異した生物が神社に出ただけかもしれない・・
そう言い聞かせようとしたが自分の見た光景を払拭(ふっしょく)する程の根拠にはならなかった。