小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記4-6【高貴なエルフ族の指揮官】

「なんなですかねあの態度。いくら助けてもらったとはいえ、あれは無いんじゃないですか」
生き残った兵士の一人がドランズに小声で言う
「いや、エルフ族としてはまだ肝要なほうだろう。
もし俺達が敵だと認識されていたらあのモンスターと同じ末路になっている所だ。
あの指揮をしているエルフがかなり切れ者なのが判るな」
素早く指をさして全体に指示を出し続けているエルフはかなり名の通った人物なのだろう