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異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記4-5【モンスターとの死闘の末】

あれだけ居たモンスターもあっさりと討ち取られ、生き残ったものは逃げ出していた。
ドランズは下馬してエルフの隊長らしき人物に近寄る。
「命拾いしました。礼をいう」
ドランズが頭を下げた。
非常に若く見えるリーダーらしき男のエルフは振り返った。
その井出達は軽装ながら威厳があり細かい細工の施された白銀のプレートを装備している。
顔は凛々しくまさに美男子と言える。

しかし、それでいて眼光鋭く周りに隙を見せていない。
「いや、お前達を助けたわけではない。我々の領地に下賎なものが入り込んだものを退治しただけだ
礼を言われるいわれはない」
そういうと、きびすを返す様に立ち去っていく。
ほかのエルフ達はモンスターの骸を土に手早く埋葬しだしている