小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記6

神社から学校は近い石段を降りれば300mほどしか離れておらず

高台からよく学校が見える。

学校についたが人気が無い。
それもそのはずまだ6時半を少し回った所。
こんなに早くから来ているのは朝練組みだけだ。
その朝練組みさえまだ殆ど着て居ない。


一様職員室に行ってみるか。
「たかくん痛いよ・・・」俺は彩那の手を握りしめすぎていた事に今気づいた。

さっきから強引に引っ張りまわす形で一緒に来ていたのだ。
無我夢中ですっかり手を離すのを忘れていた。
さっきの出来事のパニック状態から抜け出せていないのが解る。


職員室もまだものけのからだった。
面(頭に着ける防具)だけは外しているが俺は木刀を片手に防具も付けたままだった。
さっきのやつがまた出てくるのではないかと気が気ではないせいだ。
「たかくんどうしよ。先生達が来るの待ってる?」
俺の形相を見ながらおっかなびっくり言う
俺は職員室から彩那手を引き運動場にでた
「なんで外に出るの」
「いいからここに居るんだ」俺は周りをきょろきょろと見渡す
やつらは壁から出てきた・・・ということは建物の中じゃ危険だ
出てきたのを見たのは俺だけ。
彩那には怖がらせないように話していない。