小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記5

恐ろしい出来事があったことをすぐに神社の神主である師匠に知らせに行ったが何故か今日に限っていない。
今日の稽古も行われることになっていたし出かける予定があるとも行っていなかった。
まさか師匠も襲われたのではと思って竹刀を握り締めて面まで被って探したがどこにも見当たらなかった
誰も居ないならこんな危険な所は早く離れた方がいいと思い彩那の手を引き長い石段を駆け下りた
彩那は早く警察に連絡しなきゃなどと言っているがどう説明したらいい。
急に怪物に襲われたとでもいえばいいのか・・怪物の痕跡は残っていない
何故か解からないが倒すと同時に灰になって消えたからである。
灰の中に変な形の石のようなものが落ちていたがあれしか残って居ない。
師匠は携帯を持って居ないしどうすりゃいいんだ。
とにかく人の多い所へ行こう。
少し震える手でひっぱるようにして彩那とともに学校を目指した