小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-18【おじいちゃん手品のような石割】

「え・・・おじいちゃん。こんな丸太では切れないよ」
俺は唖然として答えた
「カーーーーーツ。誰がおじいちゃんじゃ。師匠と呼ばんか。」
どこから出したんだと言わんばかりの声で怒鳴り声を上げた。
あまりの声に頭がじんじんするようだ・・・

このおじいちゃん見た目と中身が全然違うのか
しかたがないのでやけくそに殴ってみた。
ガンという鈍い音共に丸太が弾かれた。手が衝撃で激しく痛む。
もしかしたら異世界の力で真っ二つなんて事あるんじゃと思ったがやはりそうは甘くなかった。
なるほどと言ってじいちゃんが近寄ってきた。
「ぬしはまだシャルヴィスをコントロールできないんじゃったな。
わしが手本をみせてやる。しっかり見て置くように」
じいちゃんは丸太を俺から受け取ると軽く片手で石にふってみせた。
触れる前に空中で止めた。
あれ・・・なんで当てないんだ。当てると手が痛いとかだったり・・そんなことはないか。
とそんなばかな事を考えていると
「ほれおまえもやってみい。」
ほれやってみいといわれても石になんの変化も無い・・・あれあれ。
時間差をおいて石が綺麗に真ん中で真っ二つになり転がった
「ええええ・・・どうやったの?今の何・・じいちゃん」
俺はあまりの驚きにまた言ってしまった
「だーーーーれがじいちゃんじゃ、このたわけが!」
また大声で怒鳴られた。


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