小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-17【石を丸太で斬る】

「若者よ、見た目だけで物事を判断してはいかんぞ。

ほれそこに落ちとる丸太を少し振ってみい」
俺の考えを見透かしたようにじいちゃんが言った。
この人が凄腕のおっかない剣士なのか。
言われるがまま竹刀を振るように丸太を振って見せた。
「ふむ。なかなかどうして。予想よりよい太刀筋をしておるな。見込みが全く無いわけではない」
切り株に座っていたじいちゃんはよっこいしょと言わんばかりの動きをして立つとなにやらこぶし大の大きさの石を拾ってきた
「ほれこれをその丸太で切ってみい」
そういうと拾ってきた石を切り株に置いた。


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