小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記3-13【封印強化】

「これから貴方に封印強化をお願いします。難しく考える必要はありません。貴方の世界の事を思い浮かべながらシャルバに触れていただくだけで結構です。
もしかしたらアベルブである貴方の師匠にも声を届けることができるかもしれませんよ」                                                        日本の協力者 アベルブ
訓練すればシャルバを通していつでもアベルブ(俺達の元世界の協力者の総称)と会話ができるそうだ。
「この宝珠に触れて本当に何も念じる必要はないんですか?」
俺は少しためらいながら宝珠に手をかざす