シャルヴィス異世界戦記3-7【ヴィストア・エルナ・グリメール】
彼女は少し悲鳴をあげて、すみませんと言って後ろを向いた。
あわてせいで彼女の前で脱ぎだしてしまった。
着替えはこの村の服を用意してくれていたようだ
服のサイズもぴったり。
なんだかぽかぽかするというか、リラックスできる着心地。
材質はよく解らないが何かの動物の毛なのは間違いなさそうだ。
「申し送れました。
私は嘴凪様の身の回りのお世話を仰せつかった
ヴィストア・エルナ・グリメールと申します。長い名前なのでエルナとおよびください」
そういって荷物を纏めて俺を下に案内してくれた。
俺達の泊まっている家は二階建てで年季を感じる造りとなっている。
木の香りが清清しく階段も分厚い大きな木材が組み付けされている。
ログハウスといえば近いのかもしれないが雰囲気の規模が違う。
ロビーのような入り口付近は天井は高く、2階への階段が幅広く大きく造られている。
1つ1つの木材の厚さ地球の倍近くある。
ホテルのような感じもするのだが俺の部屋は物置のようにいろんなものがごろごろ
転がっており、他の部屋も客人をもてなすホテルといった雰囲気は感じられない。
特別待遇の家に住まわせてもらってるのは間違いないようだが
なんだかミスマッチ差を感じてしまう
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