小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記21

「高倉先生シャルヴィスというのはなんなんですか?」
彩那がいい質問をした。
「そうですね。精霊の力と訳せばいいでしょうか?厳密にいとたぶん違うのでしょうが
捉え方としてはそんな感じです。」
「俺達全員にシャルなんとかがあるってことですか」
俺は体のあちこちを触って見る
「いまの状況でシャルヴィスの影響が強くなっているので3人とも何か色のついたオーラのようなものを
見たことがあるんじゃないですか。それがシャルヴィスです。
人それぞれ色が違うようで私のシャルヴィスは青白い色をしています。」
そういうと右手をつきだした。
ゆっくりと手の甲の上をもぞもぞと青い火の玉のようなものが動き出した
「すげー俺にも見える」甚平が歓喜の声をあげた
「これはあえて貴方達にみえやすいようにコントロールしたものです。
日ごろ使うものは目に見えるものとみえないもの様々です。
これを使いこなせるようになれば魔物に大きなダメージを簡単に与えれるようになり
私達非力な人間にも対処が可能となります。上では不意を突かれて私はかなりこっぴどくやられましたが」
苦笑しながらあたかも手品のような現象が目の前でおこりさっと消えた
「レクチャーをもう少ししたいところですが急がないと駄目なようです。
向こうから救援要請がきているようです。」
また石の下にある台座の文字の彫られた部分に触れ師匠が呟く
石に触れている場所が青く光っている