小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記19

「凄いなここは・・こんなもん造るの大変だろ」
甚平は関心するようにランタンをかかげて周りを見渡す。
紫の石が近いせいで降りてくるときより数段明るく、近くであればランタンが要らない状態になっていた。
「君達こっちに来てくれるかい。予想以上に思わしくない状態らしい。
封印がかなり綻(ほころ)びだしている。もし完全に封印が壊れれば大変なことになってしまう。
そうならないようにする方法が1つある。君達三人を向こうの世界に送り込むので向こうから封印を強化補修してほしい。」
師匠いわく、異世界とこちらの世界を繋いでいるここから俺達3人を送り込み向こうの協力者と共に封印強化を手伝うというもの。
向こうの世界の協力者だけでは封印が強化できないらしくまた師匠はこちらでこの封印をほどこし続けないと駄目だそうだ。