小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記18

ランタンを片手に木刀を握りしめ階段を降りていく。
師匠は何故か後ろに竹刀をひっかけているだけであまり警戒していないように感じる
「高倉先生、あの下で光ってるものはなんなんですか?」
底が近づくにつれてしだいに紫色の大きな水晶を大きくしたような石が見えてきた
「あれはこちらの世界とあちらの世界を繋ぐゲートの役割をする石ですね。
あちらから進入できないようにするという意味ももっていますが」
師匠は当たり前のように言っているが俺達には意味の解らない話である。


「よし着きましたね。」長い螺旋階段が終わり下につくと綺麗に敷き詰められた石畳の上に10mぐらいはあるのだろう紫の石が俺達を見下ろしている。
3本の大きなとがった石を中心に無数の石がくっついている
師匠はつくなり石に触れて何かを唱えている