小説のポケット

異世界の魔物との死闘を描くファンタジー小説

シャルヴィス異世界戦記17

入り口は狭かったが下に広がる空間はかなり広く真ん中を大きくくり貫いた吹き抜けに螺旋階段が作られていた。
まさに目がくらむような高さで下に続いている。
ランタンがなければ漆黒の闇だろうと思ったが何かが一番底で紫色に光っていて
それがにぶく洞窟内に反射しているようだ。
相当古くからある階段のようで石と木で造られている階段は木の部分が相当傷んでいた
高さが40m以上あるので、できるだけ螺旋の内側には行かないように言われた。
螺旋の内側に命綱などの安全防止柵が無い。
底を覗くだけでふらっと落ちそうだ。
怪物の事を忘れてしまいそうな暗闇と異様な造形。
所々にレリーフのようなものが掘られている。
文字も日本語では無いような。
ここに入る前、戦闘になるかもしれないのでと言われ木刀や竹刀などに触れて師匠が何かしていた
ここからはやつらが出てくるかもしれないってことか・・
甚平には手と足に触れていただけだったが、なんだったんだろうか。